本のご紹介
妻が遺した一枚のレシピ - 山田和夫
「あさやけ子ども食堂」「池袋あさやけベーカリー」店主と亡き妻和子さんの物語が本になりました。
売り上げの一部は「あさやけ子ども食堂」の活動費として使用されます。
東京・池袋の小さなパン屋の物語。
がんで逝った妻との約束。それは妻とつながる一本の絆だった。
妻の和子さんは玄関先のパン屋さんとして人気のパン研究家だった。
亡くなる2、3週間ほど前、
すでに寝たきりになっていた和子が、突然、僕にこんなことを言った。
「お願い、パンを焼いてくれない?」
和子は生前、路上生活をしている人たちのために、パンを無料で配ることを始めていた。
体調が悪くなり配ることができなくなっていたことが、気にかかっていたのだろう。
僕は和子に言った。
「パンを焼くなんて、それは無理だよ……」
(本文より)
子ども食堂をつくろう! ── 人がつながる地域の居場所づくり
NPO法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク (編集)
子ども食堂をつくろう! ── 人がつながる地域の居場所づくり
単行本 – 2016/8/25
全国各地でオープンが相次ぐ子ども食堂。最大の魅力は、思いさえあれば、誰でも気軽に自分の地域で始められるということ。この本では、立ち上げ準備から運営のコツまで、先輩子ども食堂の体験談を交えながら紹介。地域で子どもを見守ることの意味について考える。
●目次
第1章 子ども食堂って何だろう?
いま、子ども食堂が熱い! 天野敬子
「子ども食堂」誕生まで 栗林知絵子
「あさやけ子ども食堂」本日オープン! 山田和夫
第2章 子ども食堂のつくり方講座
第3章 私たち地域の子ども食堂
第4章 座談会・子ども食堂のミライ─子ども食堂はなぜ必要か?
第5章 あなたの街の子ども食堂
深刻化する子どもの貧困 子ども食堂を作ろう! (社会運動 No.421)
山田 和夫 (著), 栗林 知絵子 (著), 山野 良一 (著), 白井和宏 (著), さいき まこ (著), 眞弓 準 (著)
深刻化する子どもの貧困 子ども食堂を作ろう! (社会運動 No.421)
単行本 – 2016/1/20
なくそう! 子どもの貧困子どもの貧困はさまざまな実相を見せています。
それは、日本社会が構造的に生み出している問題であり、家庭だけに責任を求めても解決はできません。
「今、私たちにできることは何か?」ご一緒に考えてみませんか。
●特集
子ども食堂を作ろう! 地域を変える 子どもが変わる 未来が変わる! NPO法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 理事長 栗林 知絵子
楽しいからみんなが集まる 要町あさやけ子ども食堂 店主 山田 和夫
ふろしキッチン こども食堂 練馬たすけあいワーカーズふろしき
CPAO(シーパオ)夕ごはん会 大阪子どもの貧困アクショングループ
キートスの子ども食堂 青少年の居場所Kiitos
さんさんこども食堂 さんさんこども食堂実行委員会
ナナ食堂 スペースナナ
ほか